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太田和文 OOTA KAZUNORI オオタ カズノリ

所属部署名: 心臓血管外科(埼玉)
職名: 病院助教
Last Updated :2026/04/21

研究者情報

研究者情報

  • 氏名

    太田和文, オオタ カズノリ

所属

  • 心臓血管外科(埼玉), 病院助教

研究業績

講演・口頭発表等

  • 当院での膝窩動脈瘤18肢の治療成績, 太田和文, 第52回日本血管外科学会学術総会, 2024年05月31日, 2024年05月29日, 2024年05月30日, 口頭発表(一般), 大分大学医学部 心臓血管外科, 大分, 日本国, 膝窩動脈瘤(popliteal aneurysm: PPA)は末梢動脈瘤の中で比較的よく目にする疾患である。無症状や破裂で見つかる場合もあるが、多くは血栓塞栓による下肢虚血症状で発見され、下肢切断に至る場合もある。その頻度やADLを大きく下げうる疾患であるにも関わらず、未だに治療方針に関しては一定の見解はない。当院では2009年6月から2022年12月までにPAA14例18肢に対して手術を行った。平均年齢は71±7(61-86歳)、男性13例/女性1例であった。瘤径は37.9±10.2mmであった。無症状8例、血栓塞栓による下肢虚血症状4例、破裂2例であった。破裂症状の瘤径は38mm、53mmであった。急性下肢虚血2肢および破裂2肢で緊急手術を行った。手術は13肢でePTEEグラフトを用いて人工血管置換術を行った。12肢で8㎜、1肢のみ6mm径グラフトを用いた。9肢で後方アプローチ、4肢で内側アプローチを用いた。1肢で血栓除去および筋膜切開を併施した。3肢にバイパスを行った。2肢はGVSを行い1肢はポリエステルグラフトを用いた。2肢では術前評価で動脈瘤は閉塞しており空置した。2肢は人工血管置換をする予定であったが、術中所見で動脈瘤の中枢/末梢ともに閉塞しており内腔がなく、動脈瘤切除のみとした。手術死亡および術後下肢切断は認めなかった。1肢で下腿動脈塞栓の再発を認めたが保存加療とし切断には至らなかった。2肢で腓骨神経麻痺を認めたが装具装着にて対応可能であった。1肢でグラフト採取部の創部感染を認め、デブリードマンおよび形成外科で皮弁移植を行った。1例で術翌日に脳梗塞を認めリハビリ病院へ転院となった13例に関しては自宅退院可能であった。人工血管置換またはバイパス術を行った出血合併症の懸念がある症例を除き全例で術後ワーファリンを導入した。術後早期のグラフト開存率は100%であった。瘤径は塞栓症例で38.9±10.6mm、非塞栓症例で37.2±10.1mmと差は認めなかった。当院での手術成績は概ね満足のいく結果であった。文献考察を踏まえ報告する。, 国内会議, 国際共著していない
  • 当院での膝窩動脈瘤18肢の治療成績, 太田和文, 第52回日本血管外科学会学術総会, 2024年05月31日, 2024年05月29日, 2024年05月31日
  • 当院でのECMO下TAVI7例の治療経験, 太田和文, 第14回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会, 2024年07月20日, 2024年07月19日, 2027年07月20日, 口頭発表(一般), 九州大学大学院医学研究院循環器内科学(心臓血管外科), 福岡, 日本国, 【背景】 2013年から本邦でも保険償還下にTAVI治療が開始となり、広く普及しつつあるが、その適応は低リスク患者へと広がる一方で、ハイリスク症例も依然治療の対象となっている。 当施設ではTAVIの術中に血行動態が不安定となる可能性のある症例に対してはECMO補助下でのTAVIを積極的に施行してきたのでその臨床成績を報告する。 【対象・方法】 2018年6月から2024年4月までに当施設で実施されたTAVI392例中、ECMO補助下に実施されたものは7例(1.8%)であった。全例待機的手術で、ECMO補助も全例術前より計画されたものであった。この7例を対象とし、後方視的に術前・術中・術後因子を検討した。 【結果】 男性6例、女性1例、平均年齢は84±3.8歳。うち2例が透析患者であった。平均LVEFは27.0±9.8%、LF-LG ASが5例であった。平均STS scoreは13.6±6.9%とハイリスク症例が多かった。ECMO補助とした理由は6例でlow EFであり、1例で重度の冠動脈狭窄を伴っていたためであった。麻酔方法は5例で全身麻酔、2例でconscious sedationとした。アプローチはTFが6例、Trans-carotid(左総頚)が1例であった。人工弁は6例でSapien3を、1例でEvolutを用いた。ECMOルートは4例で対側の大腿動脈とし、3例で右鎖骨下動脈とした。ECMOルートを大腿動脈とした4例のうち1例でPerclose ProStyleを使用し経皮的にアクセスした。鎖骨下動脈をECMOルートとした3例のうち2例は鎖骨下動脈に逢着した人工血管より送血とした。ECMOは前拡張または弁植え込み前に運転開始し、rapid pacing時にはflowを定流量に下げ、バルーン拡張が終了した後にfull flowへupし血圧等を見ながらweaningした。平均ECMO稼働時間は26.3±15.8分であった。全例で術中にECMOを離脱している。7例全例で手技成功が得られ、手術死亡および術後主要合併症は認められなかった。 【結語】 ECMO補助下TAVIはlow EFや重度の冠動脈病変を有するハイリスク患者に対しても術中の血行動態を崩すことなく安全に手技を行うことを可能とし、必要時には躊躇なく導入を検討すべきであると考えられた。
  • 当施設における膝窩動脈瘤の治療成績, 太田和文, 第55回日本心臓血管外科学学術総会, 2025年02月20日, 2025年02月20日, 2025年02月22日, 口頭発表(一般), 日本心臓血管外科学会, 山口県下関市, 日本国, 【背景】膝窩動脈瘤は末梢動脈瘤の中で最も頻度が高く、日常診療の中で比較的よく目にする疾患である。無症状や破裂で見つかる場合もあるが、血栓塞栓による下肢虚血症状で発見され、下肢切断に至る場合もある。その頻度やADLを大きく損なう可能性の疾患であるにも関わらず、未だ治療適応や方針に関しては一定の見解はない。 【対象・方法】当施設での治療適応は膝窩動脈瘤最大短径≧20mmまたは下肢虚血、破裂等の有症状のものとしている。2009年6月から2024年8月までに当施設で行った膝窩動脈瘤手術16患者20肢を後方視的に患者背景・手術内容・術後成績に関して検討を行った。 【結果】平均年齢は72±7(61~86歳)、男性14例/女性2例であった。瘤径は37.3±10.1mmであった。無症状10例、血栓塞栓による下肢虚血症状4例、破裂2例であった。緊急手術は4例で、急性下肢虚血2例および破裂2例 であった。 手術は人工血管置換が15肢、バイパス手術3肢であった。残りの2肢は人工血管置換の予定であったが、術中所見で動脈瘤の中枢・末梢ともに閉塞しており動脈瘤切除のみとした。 人工血管置換を行った15肢全例でePTFEグラフトを用いた。 後方アプローチが13肢、内側アプローチが7肢であった。1肢は血栓除去および筋膜切開を併施した。バイパス手術を施行した3肢では、GSVが2肢、ポリエステルグラフトが1肢であった。動脈瘤に関しては2肢で空置 (中枢及び末梢は結紮)、1肢で瘤を切除した。 手術死亡および病院死亡、下肢切断を認めなかったが、1例で術翌日に脳梗塞を認めた。下腿動脈塞栓再発を1肢、腓骨神経麻痺を2肢認めた。術後脳梗塞を発症した1例を除き、15例で自宅退院可能であった。人工血管置換またはバイパス術を行った症例のうち出血合併症の懸念がある症例を除き全例で術後ワーファリンによる抗血栓療法を導入した。バイパスを施行した3例のうち1例で術後13日目にグラフト閉塞を認めたが下肢切断に至らず退院となった。本症例はポリエステルグラフトを用いた膝上膝窩動脈から脛骨腓骨動脈幹へのバイパスが施行されており閉塞リスクを有した症例であると考えられた。また動脈瘤切除のみとした1例では術後4年の遠隔期に中枢側の浅大腿動脈の拡大を認め再治療を要した。 【結語】当施設における膝窩動脈瘤に対する治療成績は概ね良好であった。術後臨床成績の改善のためには適切な術式およびバイパスグラフト選択が必要と考えられた。, 国内会議, 国際共著していない
  • 当院での経頸動脈アプローチTAVI手技, 太田和文, 第14回日本心臓弁膜症学会, 2024年12月20日, 2024年12月20日, 2024年12月21日, ポスター発表, 長崎県長崎市, 日本国, TAVIの主なアプローチ方法は経大腿動脈(TF)であるが、TFアプローチが不適な症例に対しては経鎖骨下動脈、経大動脈、経心尖などの代替アプローチが用いられてきた。2024年4月より新たに経頸動脈アプローチ(TC)でのTAVIが本邦で保険償還下に施行可能となった。当院で施行したTC-TAVIの2症例について報告する。【症例1】86歳男性。息切れ を伴う高度ASにて近医より紹介となった。ilio-femoralアプローチは径的には問題なかったが、大動脈の動脈硬化性変化は強く大動脈弓は一部shaggy性状であった。一方LCCAは性状、径ともに問題なくTCアプローチを選択した。術前頭部MRIでは頭蓋内血管の左右の交通は保たれていた。全身麻酔下に左胸鎖乳突筋の前縁に沿い頸部を斜切開し総頸動脈を露出した。穿刺前に頸動脈を遮断した。遮断後INVOSは75→67%に低下したがそれ以上は低下しなかった。Annulus Areaは364mm2でありSAPIEN3 Ultra RESILIA 23mmを選択した。Rapid pacing下に前拡張なしに弁を植え込んだ。手術時間は1時間38分、頸動脈遮断時間は44分であった。術後頭部MRIでは新規脳梗塞は認めず術後15日目自宅退院した。【症例2】82歳女性。失神を伴う高度ASにて近医より紹介となった。下行から腹部大動脈にかけてshaggyであり塞栓症リスク回避のためTCアプローチを選択した。術前頭部MRIでは右中大脳動脈に一部狭窄を認めたが、左右の交通は保たれていた。全身麻酔下に総頸動脈を露出した。遮断後INVOSは右と比較し10%低下したがそれ以上は低下しなかった。Annulus areaは335mm2でありSAPIEN3 Ultra RESILIA 20mmを選択した。Rapid pacing下に弁をdirect implantationした。手術時間は1時間41分、遮断時間は45分であった。術後神経症状を認めなかったが、頭部MRIで左放線冠から基底核に点状の新規脳梗塞像を認めた。術後8日目自宅退院となった。, 国内会議
  • TAVI中弁輪破裂に対してアテリオトミーカニューレで心筋保護し大動脈基部置換で救命できた一例, 太田和文, 第29回日本冠動脈外科学会学術大会, 2025年07月03日, 2025年07月03日, 2025年07月04日, 口頭発表(一般), 獨協医科大学 心臓・血管外科学講座, 栃木県宇都宮市, 日本国, 症例は85歳女性。Sievers type 0の二尖弁を有する有症候超高度大動脈弁狭窄症に対してTAVI治療を施行した。急峻な大動脈弓部、上行大動脈拡大等を考慮し左額動脈アブローチを選択した。弁尖の石灰化は高度で、23mmバルーンで前拡張後、Sapien3 Ultra RESILIA 26mmを植え込んだ。経食道心エコーで有意逆流あり後拡張を施行したが、その直後から心囊液貯留を認め、pre-shock状態を呈し心タンポナーデと診断した。剣状突起下で心膜開窓し血圧は上昇したが、持続的に動脈性の出血を認めたため胸骨正中切開へ移行した。大動脈基部より出血を認め弁輪部破裂と診断し、大動脈基部置換術へ移行した。右大腿動脈より送血、両大静脈からの脱血で人工心肺を確立した。大動脈遮断後、上行大動脈から順行性に心筋保護液を灌流し心停止を得た。大動脈を切開しSapien弁を摘出すると、左冠動脈入口部から少し離れた箇所で弁輪部破裂箇所を認めた。左冠動脈はintactも、右冠動脈は入口部近傍で裂開を認め、通常の選択的心筋保護液灌流が困難な状態であった。16G針外筒で灌流を試みるも流量が不十分であり、アテリオトミーカニューレ2mm(Medtronic)を用いて心筋保護液を灌流した。当カニューレは先端が球状となっており、冠動脈内膜を損傷するリスクが少なく、かつ球の根本を糸で結紮することで周囲からの灌流液の漏出が制御でき、流量も確保できた。弁輪破裂部位をウシ心膜パッチで修復後、Inspiris RESILIA 19mm+Gelweave Valsalva 24mmにて基部置換およびCABG 1枝(Graft-SVG-RCA)を施行した。手術時間は18時間23分、心停止時間は252分であった。CPB離脱困難でありVA-ECMOを装着した。術後4日目にエコー検査にてEFは64%程度にまで回復したためECMOは離脱し、術後14日目に抜管した。入口部近傍を損傷した右冠動脈に対して、アテリオトミーカニューレを用いることで、心筋保護液を順行性に安定して投与できる可能性が示唆された。, 国内会議


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